2010年7月17日土曜日

真夏の夜明け

真夏の沖縄。

5時過ぎには明るくなってきます。

朝焼けにうつる入道雲の影。

違う惑星にいるかのような、神秘的なこの景色が好きです。

今日は海に行こうかな。



でも、朝から尋常じゃない数のセミが鳴いてます。

うるせー。(--;

2010年7月15日木曜日

変わらないことの難しさ

First post。

ここ数年、主にシステム開発プロジェクトにおける業務分析や
自社の標準プロセス確立といったことに携わった。
どちらも人間の活動を細分化し、平均的な型や量、測り方を定義付け
モデル化していく作業だ。

だけどこれが思ったより難しい。えらいパワーを要する。
人間が織り成す活動モデルの複雑さもさることながら
その変化の激しさが標準的と思われたモデルをどんどん崩していく。
ある期間かけて作り上げたモデルの一部は既に陳腐化していたりする。

思えば当たり前か。
絶え間なく変わり行く人間の活動に
なんらかのパターンを見出そうとしているんだから。

自動車や電化製品など、大量生産される工業製品のように
研究開発や検証に膨大なコストはかけられない。

ある決まった制約の中で、大抵は多くの曖昧さを持った
不明瞭で次々に変わり行く最終ゴールを目指さなければならない。

だからその活動の平準化は困難だしパワーがかかる。

平均値を出してそれらしい入れ物を作ることはできる。
ある領域をある範囲まではそれを元にマネジメントできる。

けれどもそこは60兆もの細胞を1年で入れ替える人間。
作る者も使う者も、その思考も関わりも短期間でも変わり続ける。

平均的な入れ物は容量が足りなかったり、型が全く合わなかったり。

だから例えば自動車工場のように生産ラインを引いたとしても
製造しながらラインを常に変化へ適合させなければならない。

つまり変化を取り入れるプロセスも標準化する必要がある。
するとそのプロセスも変化することを想定しなければならない。

これ、本当に意味があるんだろうか。
スパイラル的に改善されているように見えて、実はスタートに戻ってしまうようにも思える。
始めから変化する、管理できないというスタンスで挑む方が
実は近道だったりしないだろうか。

もちろん、
ターゲットとする領域ががっしりと絞られノウハウが豊富に蓄積している場合や
目指すゴールが明らかになっている場合など、全てに当てはまるとは思わないが・・・。

プロセスだ、品質保証だ、プロジェクトマネジメントだ、なんて騒がれた数年前。
今はクラウドというキーワードが表すように、とてもマネジメントできそうもない
新たなイノベーションの雲の中にいるよう。

常に、急激に変化し続けるそうした環境の中で
とても一定のQCDを保つような規格化されたラインは引けそうにも無い。
標準化どころか、組織のあり方すら、いや業界のあり方すら
大きく変えていかなければ対応できないのだろう。

そんな中、私達企業は、個人は、どう取り組んでいくべきなのか。

なんだかそういうことを考える機会に多く直面してしまう、今日この頃だったりします。

おおっ!?
そう考えると、高校時代からあまり変化のない私の親友は
スゴイ存在かも!!